Anima IIは、初夏から秋にかけての制作になりました。
自分で選んだ素材に関しては、選んだ自分が言うのもなんですが、メロディーの特徴がつかみにくいというのが、正直な印象でした。
手探りで取り組んだAnima Iは、自分の中の引き出しの数を増やすという役割があったように思いますが、
Anima IIはさらに音楽というものの深み、空間の奥行きが必要だと感じていました。
なぜその音を選び、なぜその響きが生まれたのか、メロディーに必然性はあるか等、
それらは自分自身の内面との対話、同時に葛藤を意味しました。
この目に見えない作業を経て、自分の中から生まれてくるメロディーには全て意味があるのかも知れません。